令和元年・24週~咽頭結膜熱、手足口病、伝染性紅斑~
2019年06月21日
今週の注目感染症 令和元年・24週(6月10日~6月16日)
~破傷風~
破傷風は、破傷風菌の感染により起こる致死率の高い病気です。
今週、県内では今年初めての報告がありました。
口が開けにくい、首筋が張るなどの症状が現れた後、全身にしびれや痛みが広がり、呼吸困難となります。
破傷風菌は土の中に常在し、主に傷口から感染します。
破傷風を疑う症状がある場合や、外傷で発症の恐れがある場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
予防にはワクチン接種が有効です。
定期接種対象の方や前回接種後10年を過ぎた方にはワクチン接種を勧めます。
~麻しん・風しん~
県内で報告が続いています。
今週の定点把握対象疾患
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(3.00)で警報レベル(3)です。
また、厚木保健福祉事務所管内(2.00)でやや高くなっています。
・手足口病の定点当たりの報告数は、横浜市(2.49)、茅ヶ崎市(2.00)でやや高くなっています。
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、平塚保健福祉事務所秦野センター管内(1.67) 、小田原保健福祉事務所管内(1.50)でやや高くなっています。
【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和元年6月20日更新)